先代から始まった自然農法の実施年数は、現在54年(2017年現)。 現在の圃場に移ったのが2000年(転換中)そして、自然農法になったのが2002年からです。
2010年暮れから冬期有機質資材散布を始める。
2012年から 無防除。 有機的な防除、有機液肥等の散布作業を廃止。トラクタの圃場乗り入れを減らす。
2013年から 不耕起栽培開始。
2014年から 2反程の面積で無肥料区設定。 ここでは、植物性有機質資材「米糠」と作物残渣の還元のみです。

【 12月 30日 】  強風の落とし物 

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   クリスマス低気圧の通過時には、毎日の様に真冬日であった気温がプラスに上昇し、降雨と融雪をもたらしました。 現在の畑の積雪は、10cmも無いと思われます。
  低気圧通過後は、サハリン東海上で発達したため、オホーツク地域の美幌町では吹雪になる事も無く、強風が吹き荒れる数日でした。 その影響で自然農法の畑には枝木が散乱しています。 また気温の低下で、融けた所が凍結して、雪上を長靴で歩いても墜ちない程に凍っています。

【 12月 23日 】  11月23日 自然農法芋の試食

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    先月23日勤労感謝の日に、自然農法芋の試食会を美幌町報徳地区の報徳会館で行いました。
内容は    ・ 5種類の自然農法芋 「とうや」・「きたあかり」・「さやあかね」・「ノーザ・ンルビー」・「シャドー・クィーン」の単品試食。
         ・ 慣行農法と自然農法の「とうや芋」の食べ比べ。
  当日、芋の試食の予定でしたが、皆さんの協力のお蔭で、「芋のピラフ」が出来、「芋の味噌汁」「ポテトサラダ」が調理されて豪華な昼食会になりました。
  同一品種の「とうや芋」の試食において、慣行農法の「とうや芋」も美味しいのですが、慣行農法と自然農法の違いが明らかに判別できたのには驚きでした。
  午後は1時間ほど、お腹いっぱいで眠気を誘う自然農法のセミナーをして終了しました。
 楽しかった、良かったという皆さんの声に、来年の行事を夢見ています。

【 12月 1日 】  自然農法畑 の 表面

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   ここ5,6年有機質資材を雪の上に散布する様に時期を考えて行っていましたが、この初冬は、普通に土の上に散布しました。
 11月14日に醗酵鶏糞ペレットを反当たり80kg。脱脂糠を反当たり77kg散布しました。 その後、17日にソイルクランブラで土にすき込みました。
 有機質資材を雪の上に散布すると、粉状の資材は、風で飛びにくい。また、雪融けの時期には、資材が土の表面で雪融けの水分と春の温度を得て菌が繁殖するのが見える。 その後、乾燥した菌は薄っぺらな紙の様になって風に飛ばされてしまう。
 雪の上だろうが土の上だろうが、菌の繁殖が見えるか見えないかの違い。いろいろ考えてみると、無駄な作業をせずに楽に作業して土にすき込んでしまえば、春になって繁殖した菌が乾燥して飛ばされることも無い。
 そう考えると、楽な作業をする事にしました。ただ単に齢を取っただけかもしれない?
  整地した畑の表面には、雑草の残渣物がワラをすき込んだ様に見えている。そして、たぶん土の中では、有機質資材を餌として微生物が繁殖して雑草や農作物等の残渣物を分解し始めているのだろう。

【 10月 2日 】  FARMACY 的出荷 

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   1反2畝程の畑から収穫したシャドー・クィーン。  正品化できた3箱のシャドー・クィーン。 「カラフルポテト」として出荷したら30箱程の正品になりますが、貴重なシャドー・クィーン。 健康を患う方たちに向けて3箱の「シャドー・クイーン」をFARMACY的な想いで出荷させて頂きました。

【 9月 29日 】  芋 出荷始まりました。

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   苦労して収穫(9/7 ~ 9/11)した自然農法のジャガイモ。 9/21から25日まで選別・箱詰め作業を行いました。 選別箱詰めが終了して販社に出来高の報告を入れた翌日から出荷が始まりました。
 次の数字 は何でしょう?
北あかり     733kg ⇒ 167kg
とうや       480kg ⇒ 240kg
無肥料 とうや  393kg ⇒ 115kg
さやあかね    659kg ⇒ 193kg
ノーザン・ルビー 650kg ⇒ 150kg
シャドー・クィーン 416kg ⇒ 25kg
単位面積1反(10m × 100m)あたりの 畑から収穫された「粗原収量」 ⇒ 選別後の「正品化される芋の量」。
 一般の畑(男爵・とうや)では、粗原収量は2.5t位 ⇒正品化量は1.6t位
 一般と 自然(有機JAS)との芋の収穫量の差、うちの圃場だけかもしれませんが、これで生活がなりたちますか? 

【 9月 7日 】  芋 収穫始まりました。

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   8月12日から始まった一般の「早出男爵」の収穫出荷。「とうや」の収穫と選別箱詰め出荷が昨日6日に終了。 既に。芋の値段は下がり始めている。
 今日からは、自然農法の芋の収穫です。 また、機械の排出コンベアに草や土、芋が詰まって大変な作業になる事を思い、 収穫直前に茎葉処理機で雑草を刈り払い、収穫作業を始めました。
 今年は、収穫機の排出コンベアに雑草・土等が詰まる事は大分少ないのですが、旱魃の為、或いは培土のタイミングが悪かったのか、土の塊りが大量に上がって来ます。

【 8月 23日 】  さやあかね茎葉処理 、 他の芋 2回目の茎葉処理 (除草作業)

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   さやあかね芋は、他の品種の芋より2週間程長く緑を保っていました。

【 8月 7日 】  芋 茎葉処理 (さやあかね以外)

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   今年は、疫病で芋の茎葉が枯れるのが早かった。写真の茶色の筋が芋の畝。その間の緑は、全て雑草。
 7月22日にはまだまだでしたが、「とうや」から始まった疫病は、2週間ほどで「さやあかね芋」以外の芋を枯らしてしまいました。
 芋はこの時点で成長を止め現状の大きさで終了です。今年は、小さい芋が多くなります。
 「大暑」の頃から雑草は成長が急になり、「立秋」に向けて生育を加速する。芋が衰えた今、芋畑は雑草畑に変わりました。いつもの事ですが。
 芋の茎葉処理?というか「雑草処理」の為に「茎葉処理機」で草刈をしました。収穫までに、2,3回行います。
 草は短くなりましたが無くなった訳ではありません。短くなった草は分結をして生育します。子孫繁栄の為に小さくても種を付ける様になります。

【 8月 6日 】  ひまわり すき込み

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   「美幌子どもキャンプ」の終了時間に合わせて
 自然農法畑 芋 収穫体験 ~ ひまわり 花の癒し ~
を開催しました。 子どもキャンプの40名ほどの参加者親子に案内書を配布しましたが、残念ながら参加者無し。 今まで子どもキャンプの中のひとつの行事として行っていた「芋掘り体験」は、子供たちが希望して行っていたわけではないのですね。
 夕方に4名の会員の方が参加して芋掘り体験を行いました。疫病で枯れ果てた「とうや」を収穫体験しましたが、そのピンポン玉の様な小ささに 自然農法の難しさを実感していただけた事と思います。(参加費は半額にしました。)
 満開のひまわりは、畑へのすき込みを前に参加者の方のお家に貰われて行った花もあり、最後の輝きを放っていました。
 この日の夕方、行事を終了してからひまわりのすき込みを行いました。 薄暗くなった頃、不思議に蜂屋さんが蜂箱を回収して持って行きました。

【 8月 5日 】  緑肥キカラシ花ざかり

キカラシ0805

   鳩被害に遭った黒大豆を廃耕してから播いた「緑肥のキカラシ」。
 ハチやチョウの天国。 今、見ごろです。
 もったいない様ですが、8月6日夕方には、畑にすき込んでしまいます。

【 7月 30日 】  ひまわり

ひまわり730

   23日から咲き始めた「一般の畑」と「自然農法の畑」の間の「緩衝地帯」のひまわり。
 今、見ごろです。
 もったいない様ですが、8月6日夕方には、畑にすき込んでしまいます。

【 7月 22日 】  お芋で花見

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 7月1日から「とうや」が咲き始め、7日前後、そして9日には最後の品種「シャドー・クィーン」の花が咲き始めました。 最初に咲き始めた「とうや」の花が終わり始めた22日(土曜)、自然農法畑の視察を兼ねて野草や芋の花で挿し花を行いました。     
 霧雨が降り出し、寒い中テントの下で割箸花器を作り始め、終わる頃には雨も止み暖かさを感じる様になりました。 各自で芋畑から好きな花を選んで花器に挿しました。     
 また、花の名前当てクイズとして、トラックの脇に取り付けた花器の白い花の名前は何でしょうか? みんな真剣に花を眺めて 畑に行ったり来たり。うちの自然農法の畑には5種類の芋があり、その内の3種類は白い花なのです。

【 6月 29日 】  黒大豆 廃耕 休閑緑肥 「キカラシ」 播種

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   5月末に大豆の播種体験に参加してくれた方々に大豆畑の惨状を確認してもらってから大豆畑を廃耕する予定でした。 自然農法畑の視察の6月25日は参加者無しで、大豆畑の状況を普及員の方に見て頂きました。
 大豆播種後すぐに鳥獣除けのカラスを模した黒ビニールを棒に結んで20数本を大豆畑のあちこちに立てました。結果として、大豆が被害に遭わなかったのは、その黒ビニールの近くの1m程度。 大豆の畝筋は、雑草とハト害の後に再生した小さな双葉。写真3枚目の4本の大豆苗で、左2本が正常、右は再生出来た苗で小さい。  播き直しを考えましたが緑肥程度という事で、廃耕して緑肥を播きました。
 夕方、緑肥のキカラシを大豆畑全面に手で散布しておいて、夜暗くなってから大豆を廃耕しました(ロータリーを掛けました)。残念ですが、これが現実です。

【 6月 20日 】  黒大豆 ハト害 と 根粒菌

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   一ヶ月程前に播種した黒大豆は筋で見える様?になりました。 実は殆どが株間に残ったイネ科雑草の緑の筋。 そして、ハトに食べられた大豆の茎と再生した小さな双葉。 ハト除けも設置してありますが効果が感じられるのは、設置部分の本の僅かな部分。 27日に播種体験をした大豆もハト害に会っています。
 6月25日にグリーンアスパラの収穫体験の後自然農法畑の視察を行いますが、皆さんに大豆の現状を見て貰った後に、大豆の播き直しをする予定です。 ハト害対策を考えて措かないと。
 4枚目の拡大写真は、大豆の主根に付いた根粒菌。 豆類は、この根粒菌との共生関係で栄養分の窒素を根粒菌から頂けるので 無肥料栽培に適した作物です。 そして豆類を栽培した畑を肥沃にしてくれます。 そのために大豆を栽培しているのです。

【 6月 19日 】  本培土 2回目 

培土-1 培土-2

   1日に本培土をしてから3週間程。 雑草処理の為に2回目の本培土を行いました。機材は深耕爪と本培土の羽根。 本当は、本培土を1回したらその後はいじらない方が良いのですが、当農場の自然農法畑の場合は後から生えて来た雑草を退治する方法として本培土を2回行っています。 でもこれによって折角成長したジャガイモの芽や枝葉が傷ついてしまいます。 考えものの作業です。
 5月14・15日で播種したジャガイモを一ヶ月程経過した今日2回目の本培土。(5月20日カルチ除草、6月1日1回目本培土)
 播種する日を2週間程遅くしたら? 本培土を今時期の1回で済ませる事ができるのではないだろうか? 今後の課題。

【 6月 10日 】  黒大豆 、 ひまわり カルチ除草 (雑草対策) 

培土-1 培土-2

   今夜から雨が降る予定の為、双葉が出揃った休閑緑肥の「ひまわり」とハト害の著しい黒大豆の圃場のカルチ除草を行いました。
 ひまわりや黒大豆を削らない様に注意して機械を進めます。右の写真では、白いスジの所に大豆が生えています。 

【 6月 1日 】  芋 本培土 (雑草対策) 

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   午前中から雨が降り出し数日間続く予報。 朝畑の様子を見に行くと黒大豆は出芽が始まりハト害を受け始めている。 また芋畑は、雑草の為に薄らと緑に見えている。 雨前にできるだけ培土(芋の畝にカマボコ型に土を盛りつける)して雑草を埋めてしまわないと雑草に苦しむ事になる。
 直に戻って昨日まで一般の圃場で使用していた機械を水洗浄してから他の作業をしていて7時頃から自然農法畑の芋の培土を始めました。     芋畑は一般を含めて4枚ありますが、昨日までの俄雨の為に一般の畑には入ることが出来ず、入れる畑は自然農法の畑だけ(畑によって土の乾き具合が違う)。      培土を始めると、ハトが豆畑に降りているのが見えるがどうにもならない。ある程度の距離に近づくと森の中に飛んで行く。 雨は、時折ぱらついたが結局作業が終了する16時頃まで大した降りにはならず終了したとたんに降り出しました。
 それ以降、2,3,4日と雨模様の低温続き。 

【 6月 1日 】  黒大豆 ハト害対策

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   5月22日に播種した黒大豆が出芽中。 自然界のハトは目ざとく大豆の出芽を見つけ既に大豆の芽を食べています。 ハト対策の為にカラスに見立てた黒いビニールを棒の先に付けて豆畑に20本程立てました。 どれほどの効果があるのだろうか?やってくるキジバトは8羽程。

【 5月 27日 】  黒大豆 播種体験

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   降雨予報で中止を考えていた黒大豆の播種 体験活動。 雨の場合に地域の集会室で大豆にまつわるセミナーを出来る様に準備をしたうえで、活動当日。 昼まで大した雨も降らず、参加した6名の方たちは日頃味わう事の出来ない貴重な体験に出会いました。

【 5月 22日 】  黒大豆 ・ ひまわり 播種

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   この春は、整地後の圃場に土の塊りが多く見られる。もう一度整地をやり直そうと考えていたが、今朝予定外の雨。しかも雨量は少なく畑には入れる。  土が適度に湿った状態で整地すると土の塊りが崩れ易いので、起床して直にパワーハローで整地をしました。
 整地後また小雨が降り始めたので機械が入れるうちに豆用のプランターで黒大豆を播種しました。カッコウは昨日(21日)に鳴き始めたので丁度いいかな。 手前側8本で30m程は、5月27日に行う 「 大豆の播種体験 」 の行事用にスジをつけておきました。
 ひまわりは、午後に天気が回復してから手押し播種機で4本播種しました。  予定では25日頃を予定していましたが、実際に25日になると雨がちの天気で畑にも入らない方が良い状態でした。自然界の動きに則して動くって、大切ですね。

【 5月 20日 】  芋 カルチ除草

芋カルチ除草-1 芋カルチ除草-2

   一般の芋のカルチ除草の後、機材を水洗浄して自然農法畑の芋のカルチ除草を行いました。
 カルチ除草の難しさは、一度に4本の畝に作業が行われてゆくこと。 芋を播種する時は2本ずつ行いますが、2本ずつの往復作業で4本になっています。 これがカルチの片道一回分になります。 芋播種時の2本ずつの繋ぎ部分の間隔がずれていると4本で行うカルチ除草の時に折角植えた芋を傷つけたり土の外に掘りだしてしまったりします。  芋を播種する時から、更には畑を作る時から機械が真っすぐ走れる様に後の作業を考えて気を使って作業を進めて行きます。 でも、そう簡単なものではありません。
 家では、芋の畝の隣との間隔は72cm( 2尺4寸)にしています。

【 5月 14・15日 】  芋播種

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   自然農法の芋は、カッコウが鳴く頃に播種する。カッコウはまだ鳴いていないが、カッコウと同じく托卵をするツツドリは、9日頃から鳴き始めている。 ハトと似たような鳴き方をしているが違う。 20日頃までに芋の播種が終われば良いと考えていたが、早めに作業を進めました。 桜は終わり、李の白い花が盛りです。

【 4月 22日 】  畑の整地

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   4月20日朝に真っ白だった畑も21日午後から土が乾いて畑に入れるようになった。 今朝は、昨夜一般の圃場で使用した作業機を水洗浄してから自然農法の畑の整地作業を行いました。
 7本の長い爪が付いた機械を引っ張って土をこなして均して行く。自然農法の畑は雑草の殻が多いので、作業後の畑を見ると 小麦畑の跡と勘違いしそうな畑の表面です。 
 この日朝から天気が良いが、昼からは雨が降り夜には雪になる予定。 そのため天気に合わせた作業を行いました。 この作業は、雨前に済ませて置ける作業。

【 4月 19日 】  畑の様子

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   この春の雪融け後の畑の表面は、大豆殻を散布した部分や畑の一部で菌の繁殖が幾らか見られたが、弱々しいものでした。
昨年暮れに散布した粒状米糠はそのまま畑の表面にあります。

【 4月 11日 】  小麦殻 大豆屑 の 堆肥化

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     昨年7月30日に収穫して8月12日に脱穀した小麦の殻と 11月に脱穀した大豆の選別屑を堆肥にする為に土場に拡げて土を掛けました。 今後管理を続けて植物質の堆肥にする予定です。 使用は、一般圃場に使用する予定です。


【 4月 8日 】  雪融け状況

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   一般の畑が既に雪融けが済んでいるのに、自然農法の特に無肥料部分(動物質有機資材不使用)は、 醗酵鶏糞ペレット(動物質)を春先に散布していないので雪融けが遅れています。左写真は、醗酵鶏糞を散布した方からの撮影。 左から2枚目は、無肥料部分からの撮影。
 雪融け部分を観察すると、3枚目写真、昨年11月に散布した粒状米糠が地面に落ちて黒ずんで菌が繁殖しているものやそのままのベージュ色で落ちている物とあります。 3月に融雪を兼ねて散布した醗酵鶏糞は、地面に落ちてふやけていても菌の繁殖には至っていません。 また4枚目の写真は、無肥料部分に散布した大豆殻と粒状米糠。大豆殻の黒ずんでいる部分を中心に、菌の繁殖が見られます。

 菌の繁殖は、畑に分解される有機物があるかどうか。 散布時期の根雪の深さ。 米糠にしても、粒状と粉状の違い。そんなことが影響する要因のいくつかだと思われます。
他の一般圃場の様子と比較すると、12月になって積雪がある程度になってから米糠を散布した人の畑は、明らかに菌の繁殖が旺盛で、粉状米糠であれば尚更です。 また、11月に堆肥を散布しその後に米糠を散布した圃場では、堆肥を中心にして菌が繁殖しています。

【 3月 19日 】  醗酵鶏糞ペレット 散布

    

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   2反程の無施肥部分に醗酵鶏糞ペレットが飛ばないだけの距離を空けて、醗酵鶏糞ペレットを反当たり18kg散布しました。
  この時期、有機質資材が分解して効果を発効する時期をずらす事と融雪効果を狙って散布しています。 昨年11月に脱脂米糠を反当たり136kg散布してあり、雪を挟んでその上に今日の醗酵鶏糞ペレットが乗りました。
  雪融け時にどんな畑が現れるのか楽しみです。

【 2月 7日 】  小麦 製粉 曳き臼挽き

    

小麦曳き臼-1 小麦曳き臼-2

     小麦の食育活動を企画するに当たり小麦の製粉状況をチェックしました。 製粉といえばやはり、曳き臼にちょろちょろと小麦を入れて臼の縁から粉が出て来る様子。 これを体験して貰いたくて、曳き臼を試しに用意しましたが、実際に挽いてみると「がっかり」。
  取手を持って回すだけでは小麦はそのままでてくるだけ。 曳き臼を手で持って体重を掛けて回すと、幾らか欠けた小麦が出始めた。 でも、仕事にならない。 曳き臼が小さくて軽すぎる。
  もう少し方法を検討してみよう。??? 

【 2月 4日 】 小麦選別終了

    小麦の最終段階の手選別が立春の今日昼に完了しました。 出来た量は75kgでした。  

【 1月 27日 】  小麦 手選別中

   

小麦手選別

   篩や唐箕で何度かゴミ等を取り除きましたが、まだ籾の付いた小麦等が残っているので最終的に手で取り除いています。
  この小麦を曳き臼を使って粉にして「すいとん」を作って食べるという食育活動に繋げたいと考えています。曳き臼で製粉するところから体験をしてもらう訳です。


【 1月 15日 】  小麦 篩・唐箕掛け

    

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     12日に出来た粗原を2.5mm程の篩に入れて、もみ殻や細麦を分ける為に篩の上で擦る様に篩掛け。細麦は下に落ちてもみ殻は上に残りますが、 唐箕掛けでもみ殻を飛ばします。
篩掛け1回。唐箕掛けを3回行いましたが、もみ殻が幾らか残ってしまいます。 最後は、篩で選別かな? 試行錯誤の小麦の選別です。
 
 

【 1月 12日 】  小麦 唐箕掛け

    

小麦唐箕-1 小麦唐箕-2

  
  昨日に引続き小麦の選別作業を行いました。 今日使った道具は唐箕。 風圧によって重量選別を行って良いものと屑・ゴミを選び分ける道具。
 3時間ほどで作業は終わりましたが、徐々に粗原の量が減っています。 昨日の終了時点で糠袋7袋半在った粗原が唐箕掛けをしたらゴミや屑が減って計量したら132kgになりました。
  糠袋30kg4袋と12kg。 大きなフレコンにはもみ殻や小麦やわらの屑が入っています。

【 1月 11日 】  小麦 篩掛け

    

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     昨年7月30日に収穫して8月12日に脱穀した小麦。
 粗原として米糠の空いたフレコンで1袋分保管してありましたが、5ヶ月程経った今日、漸く選別作業を始めました。
 粗原の中には大量の切れた穂や長い茎が入っているので、まず篩の上で擦る様にして小麦の粒を篩の下に落とし篩の上に残ったゴミと分ける作業を行っています。 フレコン1袋在った小麦の粗原は、糠袋で7袋半程になりました。

【 1月 9日 】  黒大豆 選別終了

    

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    9日で漸く黒大豆の選別が終了しました。 と、言っても正品としての出荷は昨年12月中で終了して、今は自家種の選別が終了したわけです。
 選別していた作業場所は、芋の選果箱詰め場所の二階。 風のある日は、雪が舞い込みますがストーブを点けてお尻は暖かいのです。このために購入した 簡単な石油ストーブは鍋を掛けてお湯を沸かせるので重宝しました。
  H28年産の自家種は、25kg位。H27年産の自家種の残りは9kg。 選別の屑は、30kgの米糠の袋で2袋と少し出ました。これは、折を見て畑に還元します。
  今年の春は、黒大豆の面積を増やす予定。 これから、大豆の選別方法を効率の良い方法に考えなくてはなりません。

【 1月 1日 】 2017年 平成29年 元旦

    今年も宜しくお願い致します。